石井組は徳島の一宮町というところにあります。
周囲を山に囲まれた盆地状になっており、
そこに鮎喰川という吉野川の支流が流れています。
この鮎喰川は神山の森を源流に流れてきていますが、平時はあまり水量があるように
見えません。というのは、伏流水となって地下を流れているからです。
この良質な地下水を使って、近辺では染色や味噌醤油などの醸造も行われてきました。
川の名前の通り天然鮎の遡上はもちろん、養殖も行われています。
私たちはこの地下水を使って、お米を育てています。
徳島のお米の評価というのは、これまでイマイチなことが多かったのですが、
昨年はじめて県北産の「あきさかり」が特A評価を取得しました。
名産地といわれる北陸以外でも特A米を出せるところは近年増えていますが、
それでもすごいことだと思います。
じゃあ私たちが作っているお米はどれくらいのレベルなんだろう…
ということで、お米の機器類で有名なサタケさんに食味分析をお願いしました。
むむ、ウチのコシヒカリのほうが高得点…
(低アミロース米のミルキークイーンは参考値とのことです)
前から「なんか美味しいよね」との感覚はあったのですが、
ひいき目でなく数値で出たのは嬉しいことでした。
(前年のを6月に検査出してるので乾燥進んだかな?)
でも数値がすべてでもないので、難しいところです。
80点越えと書かれたお米を買って食べてみても
「…??」な時もありますし。好みもありますからね。
ちなみに何点なら特Aという基準はなんとも言えませんが、
色々調べてみると、
「日本産だと60~65点が標準」とか、
とあるJAさんだと
「80点以上を厳選特A米
77点以上を特A米
74点以上を1等米」
としている、という情報が目につきました。
(計測器メーカーによっても出る数字は違うのですが…
サタケさんのは厳しめとのこと)
なお今年も稲刈りは始まっており。
梅雨のズレ込みやら日照不足やらが心配されましたが
まずまず美味しいお米に育ってくれたようです。
あと、ここ一宮町には一宮神社があり、御祭神は
大宜都比売命・天石門別八倉比売命で、
周辺は古くより農業の重要地であったことも伺えます。
(大宜都比売命=オオゲツヒメ 五穀豊穣の神)
本当に農業のポテンシャルが高い土地なのですが、
現在の行政区分では「徳島市」とひとくくりにされてしまって
その特色がうまくPRできていません。
当社としてはその辺もやっていきたいと考えているのですが…
他の業務もあるのでまあ徐々に。
まずはその第一歩として、私たちの作った一宮産のお米を食べてみませんか?
規模的にまだまだですので、在庫のある限りではございますがぜひ。
↓ こちらの発注書をご利用いただけば幸いです。
徳島市内と隣接市町村くらいは配達可能致します。
※新品種を加えた通販サイトも計画中です。
農業分野でも石井組の新たな取組にご期待ください。