4月~GW中メインでしたが、
2020年度の田植えが完了しました~
石井組では2種類の方法で田植えをしています。
1つは鉄コーティング湛水直播き法。
種もみの表面を鉄粉でコーティングし、
育苗をせずに直接田んぼに播くやり方です。
従来の苗植えに比べて作業量が少なく、
かつ生育期間がずれて高温障害を避けられ
食味が向上したり、作業の分散ができたりと
多くのメリットがある方法です。
コーティング作業はこんな感じ。
特に建設業と兼業でバタバタしている我々には
とっても良いやり方なのですが、
普通に育苗する方法も平行して行っています。
収穫期をずらすというのもあるのですが、
近年を頭を悩ませているのがこちら。
ジャンボタニシ=スクミリンゴガイです。
(これはフリー素材の写真なので、種が違ったらスミマセン)
プチトマトくらいの大きさで田んぼの中を
ゆっくり動いてるのがいればこやつかと。
あざやかなピンク色の卵があればほぼ侵略間違いなし。
これが発芽したばかりの稲の芽を食べてしまうのです。
ジャンボタニシはかつて食用として輸入されたものが破棄され、
西日本中心に野生化して広まってしまいました。
以前の一宮ではそれほど見かけなかったのですが、
タニシ農法(彼らに雑草を食わせる)を
試みようとした人がおり、それが洪水で
他の圃場にも広まるという、何とも締まらない
話で広がってしまったのでした。
ちなみに外来生物法で生態系被害防止外来種に指定されています。
これが特定外来生物に選定されれば罰則を伴うのですが
自然農法派では肯定する人もおり、
グレーゾーン状態というところでしょうか?
農薬を減らすために外来種で自然の生態系を
壊すってのも変な話です。
どうするのがいいでしょうねえ…
まあ、いずれにせよ育苗もこんな感じで。
そしてGW明けくらいに田植えが完了しました。
写真はオーナーズクラブに参加してくれた
青木様(株式会社青木商店)の田んぼです。
「品種:プリンセスサリー」ってところに
彼の良い意味での変態っぷりが表れていますが、
色々共働して新品種での挑戦・新事業もしていこうかと。
(昨年廣川農園さんに勉強に行ったのもこの一環です)
ガパオとかタイカレーとか、エスニックな料理が今後の
オーナーイベント時に振舞われるかもしれませんね。
日本の農村感はゼロになりますが。
コロナの影響で今年の田植えはイベント化を見送りましたが、
オーナーお申し込みはまだ受付ておりますので
してみようかなという方はご連絡ください。
このままコロナが落ち着いてくれれば
稲刈・餅つきはみんなで集まりたいと思います。
田んぼで虫を追いかけたり、鮎喰川で釣りをしたり…
スイッチ買わなくても「リアルどうぶつの森」が一宮ではできますよ~